小笠原から来た猫 ミニボン

ミニボン 小笠原から我が家へ

 世界遺産登録に登録された小笠原諸島には固有種のオガサワラオオコウモリや天然記念物のアカガシラカラスバトなど貴重な動植物が生息する。NPO法人・小笠原自然文化研究所(IBO)の調べで、野生化したノネコが父島のアカガシラカラズバト、母島のカツオドリやオナガミズナギドリの繁殖地で鳥を襲っていることがわかった。猫は優秀なハンター、移入動物の中でも野生動物への脅威はいちばんといってもいいだろう。
 オーストラリアでは毒餌の空中散布などで猫を駆除することもあるようだが、日本では反発が出そうだ。幸いにして東京都獣医師会が協力して、捕獲した猫を本土に送ってペットにする取り組みを進めることになったという。前の猫シナボンがわずか2歳4ヶ月で死んで、ショックは大きかったし、留守にすることが多かったので新しい猫を飼うのは控えていたのだけど、小笠原の猫を引き取ってみようかという気持ちになった。Webでいろいろ調べて、最初問い合わせたところとは結局タイミングが合わずに縁がなかったが、次に連絡をとった調布のつつじヶ丘動物病院で順化中の子が我が家に来ることになった。つつじヶ丘動物病院では、小笠原の猫を預かるのは8匹目だという。

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